陶磁器について
陶磁器は、一般に「焼物=やきもの」とも呼ばれ、陶器・磁器の大きく2種に分類されます。
伊万里焼・唐津焼・備前焼など多くのやきものが存在し、古くから一般に普及している食器等に使われる物です。
陶磁器の高価買取ポイント
陶磁器の査定では、時代、作家、状態、産地が重要になります。
まず、制作された時代、いずれの産地で制作されたものかどうか、という点が重要な査定ポイントとなります。
客数のある食器は、5客揃っていれば、高値の査定となります。
もちろん、デザインや仕事の細かさも大事な要因です。
伊万里焼で言えば、デザインが良ければ、江戸末期の伊万里焼よりも明治期の伊万里焼の方が
高額の査定になることもあります。
現代作家の場合、古来の製法を再現しておられる方もいらっしゃいます。
古来の製法を忠実に再現された作品は、高額査定の対象となり、同じ作家の方でも、他の作品より高額査定になり得ます。
陶磁器の値段が下がる要因は?
もともとは複数個でセットになるよう作られたお品が、時代を経て欠損、数が少なくなっていることがあります。
和食器は5客が一般的ですので、客数が減っていると査定額が下がる傾向にあります。
また、経年劣化による傷なども査定が低くなる要因です。
現代作家さんの場合では、お箱の有無が査定に大きく影響します。
高値が付く作家の方でも、作家の方が現存でないと欠損したお箱の替えが効きません。
そうしたケースでは、より査定額に影響が出ます。
新作陶芸について
新作陶芸とは
新作陶芸とは、明治期から現代における陶工の作品を主に言います。
古来よりある製造方法や釉薬ではなく、日本各地を回り釉薬を研究し、窯を求め、時代に新しい作品を生み出した名工作家の数々の作品の事を言います。
無形文化財(人間国宝)の方をはじめ、数々の名工の作品も、新作陶芸と呼ばれております。
主な新作陶芸作家
河井寛次郎
板谷波山
酒井田柿右衛門
今泉今右衛門
濱田庄司
富本憲吉
北大路魯山人
新作陶芸の買取ポイント
新作陶芸の査定基準とは?高価買取のポイント
非常に少ない作品の場合、高い値段が付きます。
作家様にもよりますが、サイズが大きい事も、高額査定のポイントとなり得ます。
もちろん綺麗な状態であればなお良しですが、まずは、上記2点をクリアしていれば高額査定となります。
付属品の有無
骨董古美術商品と同様、共箱や、包み布である共布が付属しているかもポイントとなります。
特に、比較的新しい名工の方々のお品は、箱が付属しているものが多くあるため、箱がないことは査定額に響いてきます。
査定の流れ
メールやお電話で査定申込
メールやお電話にてご連絡頂き、作品や量などご依頼品目をお聞き致します。
日時を決め、訪問、もしくは持ち込みによる査定になります。
出張あるいは持ち込みにて査定
査定の時間はおおよそですが、1時間程見て頂ければ幸いです。
(基本的には1点ずつの査定になりますが、状態の良し悪し等でまとめさせて頂いての査定になる場合もございます)
その際、査定させて頂く物の他に、お値打ちやどういった物であるかお知りになりたい物も見せて頂けますとご説明いたします。
お支払い
ご決済は、もちろん即日させて頂きます。
搬出については、原則即日となりますが、後日の搬出をご希望の場合はご相談ください。
梱包・搬出はお品物の量によりますが、1時間程度で終わる予定でいます。
ご連絡頂き、査定から搬出まで、最短ですと1時間程度で終わります。
古美術廣田でのこれまでの買取実績
河井寛次郎 花偏壷 60万円
河井寛次郎 辰砂茶碗 20万円
十四代酒井田柿右衛門 濁手紅葉紋花瓶 80万円
吉田文之 象牙撥鏤香合 25万円
陶磁器の作家一覧