骨董品って価値があるの?骨董品の定義って何?

骨董品とは、主に希少価値のある工芸品・民芸品の事を言います。
一般的には、希少や古いなどの意味での捉え方が多くなされていますが、その一方で【古いだけで価値のない物】と言う意味合いも持っています。
骨董品には定価と言うものが存在せず、業者間で形成された相場価格による取引が主となります。
年代や希少性、保存状態によって、価値が決められます。
そのため、需要の度合いによって価格は変動し、安価なものもあれば、高額なものは数千万と、大きな幅があります。

より詳細に知りたい方は、骨董品とは?のページなどもお読みください。

自身で骨董品の価値を調べることは可能か?

骨董品の価値を計るためには、その物についての知識や、需要について把握する必要があります。しかし、ごく簡易な範囲であれば、ある程度の目安を調べることが可能です。

本で調べる場合

ごく一部の物(レトロおもちゃや楽器などのビンテージ扱いとなる商品)については、市場で求めた場合の価格が掲載されている本が出版されています。それを参照することで、ある程度の価格を推測することは可能です。

ただし、掲載されている価格は、あくまで出版物が出版された当時の価格でしかなく、常に価格の変動する市場においては、大きな価格変化が起こってしまっている可能性もあります。また、”書籍を探す”ということ自体に労力がかかり、複数の資料を当たって正誤の確認も必要です。

ネットの情報で調べる場合

インターネットオークションでの過去の取引額を見て、参考にするという方法は、本で調べるより更に容易であり、実際の取引を元にするため、価格を調べる場合、確度が高い方法と言えます。

ただ、あくまで当時の取引価格であること、更に、個人間による限られた期間の取引においては、タイミング次第で価格は乱高下しますので、同じような取引をいくつも調べる必要があります。
更に、オークションに掲載された商品と、手持ちの商品が同じかどうか判断するのが難しいケースも多いです。ほんの少しの違いが大きく価値に関わる骨董品において、この違いが厳密に判断出来ないネットでの価格調査では、やはり参考止まりになります。

骨董品の相場は、基本時価となるため、専門の業者に聞くのが一番いい

あくまで参考として調べる程度であれば、本やネットでも可能です。
しかし、本で調べる・ネットで調べる、それぞれデメリットがあります。
そもそも「関連書籍が見つからない」「オークションで同様の物の取引が見つかない」ということは多くあります。そうしたこともあり、時価である骨董品の相場を調べるのであれば、専門の業者に相談するのが一番の早道です。
正確な値段を把握したい場合、なるべく専門業者を当たってください。

骨董品を高く買い取ってもらう方法は?

骨董品を高く売るためには保存状態が重要です。
何十年の間、湿気の多い場所で開けずに保存されているとカビや埃が付着します。
一年に一度で構いませんので、空気に触れさせてあげると、保存状態を保てます。
また、セットの物や、置物の様な工芸品等は付属品や木箱の有無が重要です。
当時の木箱に入ったままなのか、付属品が揃っているかどうかで、査定額は大きく変わります。

骨董品の査定基準について

「作家・工房」「希少性について」「使用素材」「真贋」などを重点的に判断し、査定を行います。
どういった作家が作ったものなのか?
どの程度、流通しているものなのか?
素材に希少なものは使用されていないか?
高名な作家の作品である場合、その真贋はどうなのか?
物の状態に問題はないか?

上述のような要素に基づいて評価した上で、「現在の需要」と照らし合わせ、査定を行っています。

骨董品とアンティーク品、ビンテージ品の違いについて

骨董品の一般的な定義

骨董品と言っても、厳密な定義がわからない方も多いかと思われます。
欧米における「骨董品=アンティーク」には明確な定義があります。アメリカが1934年に定めた通称関税法では、「100年以上前に制作された工芸品・美術品」を指しています。
一方、日本を含むアジア圏では、欧米の基準にある程度倣いつつも、該当する厳密な定義がない状況です。曖昧に感じる方が多いのも無理はない状態です。

買取業者の言う「骨董品」とは

欧米のように明確な基準がないため、骨董品の買取業者によっても「骨董品」の定義にはバラつきが生じています。正確な製造年代に関わらず「古そうな物」に対して使用される傾向があります。

弊社では、基本的には、明治維新の前に作られた物を「骨董品」と呼称することで、近代工業化により大量生産が可能になり、同じ規格の物が生産されるようになって以降の物と区別しています。

とは言え、見た目だけで製造年代までを判断するのは困難です。「古そうな物」であれば「骨董品」と判断していただいて結構です。正確な製造年代などは弊社側で判断させていただけますので、ご安心して査定依頼をいただければと思います。

アンティークとは

アンティークが西洋由来の言葉であることから、一般に、西洋の物をアンティーク調であったり、アンティークと呼ぶのが通例となっています。

弊社では、明治期、大正期の西洋の工芸品や、明治維新後の日本製西洋スタイルの工芸品、家具類など全般を指し、アンティークと呼称しております。

ヴィンテージ品について

アンティーク同様、ヴィンテージも年代物の物品を指して使用される言葉ですが、年代では、1950年代~1970年代、ファッションやホビーのジャンルにおいて使用される傾向が強い言葉ですが、骨董品=アンティークと違い、欧米でも基準がないため、更に曖昧な言葉となっています。

弊社では、大正期以降のオモチャや楽器、カメラなどを、ヴィンテージ品と分類させていただき、アンティークとは違った査定基準にて査定をしております。

査定・買取について

古美術廣田では「骨董品」全般の査定・買取を行っております。
「古そうな物」ということはわかっても、骨董品なのか、ビンテージ品なのか判断がつかないことも多いかと思います。そうした判断を含めて、ご相談ください。

当社の査定・買受には、店頭買受・出張買受・LINE査定・メール査定がございます。
査定は、基本的に1点ずつの査定になります。

1点では金額のつかない物でも、まとめることで査定額をつけられる形にしてご案内させていただきます。

その後、ご納得の上、現金決済とさせて頂きます。
査定額がお客様のご希望金額に添えない場合は、お持ち帰り頂く事になります。

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