版画について

版画とは

版画とは、木や銅板などに彫刻・細工を施し作成された版を使い、インクを転写・透写することによって、複数の絵画を作成する技法、あるいは、それによって作成された絵画のことを言います。 印刷に利用する版面の種類によって、木版画、銅版画、シルクスクリーンなどの分類が存在します。
こと日本の骨董・古美術においては、木版画による浮世絵が圧倒的に有名です。

版画の種類

版画は、版の仕組みにより、大きくは、凸版画、凹版画、平版画、孔版画に分類されます。
木版画は、凸版画に分類され、浮世絵も木版画の登場以降の多くは木版画によるものです。

版画は複製品が作れる

版画は、そもそもに「同じ作品を複数作るため」のものです。
そのため、複製品が多く作成されます。
木版画も、オリジナルをもとに版木を復刻することで、復刻版画などが作られます。
しかし、複製され数があることで、値段が安くなるとは、一概には言えません。
刷られた作品に通し番号がつけられ、枚数が制限されていたり、別途作者によるサインが記名されるなどにより、作品が無闇に複製されないよう工夫されていることが多くあります。
また、木版画の復刻は、手摺による摺りあがりに差があります。より美しく刷られたものは、一定の価値を有します。
古書など、かつて複製品があったものの、時代を経ることで希少性を有する印刷物があるのとを同じく、版画も同じように、価値が上がっていくものがあります。

版画の買取ポイント

版画の査定基準とは?高価買取のポイント

版画の査定のポイントは、作品の人気・流通量のバランスです。
人気の作家であることはもちろん、どの程度刷られている作品かによって査定額は変動します。
複製品であっても、ニーズに対しての流通量が限られる形となっていれば、大きな査定額がつくこととなります。
川瀬巴水、棟方志功、平山郁夫、池田満寿夫、斎藤 清、 葛飾北斎、歌川広重、菱川師宣、喜多川歌麿、歌川国芳、 アンディ・ウォーホル、ポール・ギヤマン、ポール・アイズピリー、など、その他、有名な作家の方は高額査定となります。

版画の値段が下がる要因は?

日焼けカビやシミ汚れがあると、その程度に合わせて査定は下がる事になります。
額装については、査定額にはほぼ影響しません。
本体となる、本紙の状態のみによって、査定額が変わります。

査定の流れ

メールやお電話で査定申込

メールやお電話にてご連絡頂き、作品や量などご依頼品目をお聞き致します。
日時を決め、訪問、もしくは持ち込みによる査定になります。

出張あるいは持ち込みにて査定

査定の時間はおおよそですが、1時間程見て頂ければ幸いです。
(基本的には1点ずつの査定になりますが、状態の良し悪し等でまとめさせて頂いての査定になる場合もございます)
その際、査定させて頂く物の他に、お値打ちやどういった物であるかお知りになりたい物も見せて頂けますとご説明いたします。

お支払い

ご決済は、もちろん即日させて頂きます。
搬出については、原則即日となりますが、後日の搬出をご希望の場合はご相談ください。
梱包・搬出はお品物の量によりますが、1時間程度で終わる予定でいます。

ご連絡頂き、査定から搬出まで、最短ですと1時間程度で終わります。

古美術廣田でのこれまでの買取実績