古い骨董品の食器は、売る事が出来ます。
しかし、売れると一口に言っても、もちろん査定額に幅があります。
古いか古くないか、またどの程度売れる食器であるか、全くお値段がつかない食器であるかの線引きに、お困りの方が多数いらっしゃいます。
少々の傷でも売れる物もありますので捨てずに鑑定、査定に出す事をお勧めいたします。

骨董品として扱われる食器とは

骨董品として扱われる基準となる100年程度の古さがあれば、十分な査定額がつきます。

100年経っているかどうか分からない、いつから置いているか分からない。
そういった物の時代を判断するために我々、骨董業者がいます。
また、そこまで古くなくても売れる食器は多数存在しますので、まずは一度、骨董業者に見せる事が大事です。お写真でも90%以上のお品物が、おおよその製作年代を判断可能です。

洋食器について

洋食器においては、マイセンやコペンハーゲンなどのメーカーは古くからあり、裏の印で年代や現在のお値打ちがいくらかの判断が容易にできます。
また、日本の洋食器メーカーには、大倉陶園・ノリタケ・ナルミというメーカーがあります。
戦前の物はオールド大倉・オールドノリタケと呼ばれコレクターの方々が多数おられます。
和食器会社の深川陶園や香蘭社も昭和の初めには洋食器があります。

ガラス食器について

ガラス製品では、江戸切子・型吹きガラス・プレスガラスなど、江戸時代から明治~昭和にかけての骨董価値のあるガラス製品があります。
薩摩切子が江戸切子のなかでも有名で、現存が少なく少々の傷でも買受可能な物の1つです。
型吹きガラスやプレスガラスには、ぐい呑や銘々皿、果物皿、鉢など様々な食器があります。

和食器について

和食器の代表的な物には、伊万里焼や瀬戸焼などの磁器があります。
また、漆のお椀やお皿などは骨董価値のある査定できるお品物が多くあります。
技法の違いや産地の違いで骨董品として扱われる漆のお椀であったり、磁器や陶器の食器はたくさんあります。

骨董品食器の人気のある作家・メーカー

明治頃より昭和にはいってからは、作家先生の作品が多くあります。
代表としましては、有田焼の酒井田柿右衛門や今泉今右衛門です。
館林源右衛門なども食器の作品は多く、一般に使用されています。

備前焼の藤原啓や藤原雄、森陶岳、山本陶秀などは酒器が多く、食器として、温かみのある物として親しまれております。

他にも信楽焼、唐津焼、萩焼など陶器の食器はお料理に使いやすく一般に使用される事の多い焼き物になります。

査定・買取について

古美術廣田では、現代食器の使用品は、買取が不可となります。
また、昭和戦後の食器での一般普及食器に付きましては、査定外になります。

高価買受対象になるには?

高価買受対象となるには、未使用品、箱がある、綺麗な状態である事などが大事なポイントとなります。
希少な物であればあるほど、また古ければ古いほどお箱や状態、使用感によって査定額に影響があります。

当社の査定・買受には、店頭買受・出張買受・LINE査定・メール査定がございます。
査定は、基本的に1点ずつの査定になります。
1点では金額のつかない物でも、まとめることで査定額をつけられる形にしてご案内させていただきます。
その後、ご納得の上、現金決済とさせて頂きます。
査定額がお客様のご希望金額に添えない場合は、お持ち帰り頂く事になります。